あの旅行ガイド大手が作る!小学3-4年生向け都道府県大百科について解説

小学生の教育

突然ですが皆さんは全都道府県の位置と名称を確実に覚えていますか。小学生のときに習って、勿論覚えていますね。

いつ習ったか・覚えたか定かではないと思いますが、今は小学校4年生で都道府県を学ぶようです。習っていない漢字があるのでは、と心配していましたが、小学校4年生の国語の教科書を見ると知らぬ間に学習していました。いつの間にか、国語と社会の教科書がリンクしていたようです。

小学校で無理やり覚えさせられる前に、自主的に覚えてほしいというのが親心。
ゲームで桃鉄をやってもいいのですが、何か書籍でいいものないか、と彷徨っていた私に飛び込んできたのが某旅行ガイド大手が作った都道府県大百科でした。

都道府県を覚えるきっかけ

 住んでいる地域、旅行の頻度、自家用車での移動が多い or 電車移動が多い…といった外的要因によって、中々お住まいの地域以外の都道府県を知るきっかけがないように思います。我が家は、車で高速道路を移動する際に、「ここから○○県!」とかいう形で話はしており、なんとなく近隣の都道府県は聞いたことがあるような感じでした。

 また、御多分に漏れず、お風呂には日本地図を貼っていました。子供部屋に貼るか、お風呂に貼るか悩みましたが…。

 そんなこんなで小学生4年生まで育ちましたが、どうも学校でテストがあるらしく覚えないといけないようです。出来る限り丸暗記なんてさせたくないので、何か楽しんで覚えられるものがないかと書店を探していました。

都道府県大百科とは

 正確には、JTBパブリック発行の 「るるぶ 地図でよくわかる都道府県大百科 」という本です。るるぶといえば、思い浮かぶのは世界各国や各地域の旅行ガイド。旅行前にわくわくしながら計画を立てるために読むもので、るるぶと都道府県大百科が最初上手くリンクしませんでしたが…

 手に取りパラパラと読んでみると、漢字にはルビが振られており、各都道府県を見開き2頁 or 1頁で解説しておりとても読みやすい。平野や川の地名はもちろん、ご当地グルメや名産品、ゆかりの人物なども写真がふんだんに使われて判りやすく載っています。正直大人が読んでも面白い出来ですが、子供が読みやすいよううまく工夫されているといった印象です。

ぶっちゃけ必要?

 学習指導要領には、地図帳を小学校3年生で使い始め、4年生では「47都道府県の名称と位置を理解すること」と書かれています。また、5年生では農業や工業の特徴も学ぶようです。中学校1年でも地理を学ぶので、どのみち必要な知識ですね。それなら、こういった本を使って早めに興味を持ってもらうのはいいことだと思います。

 私は子供のころは、桃太郎電鉄で地理を覚えました。都市名は勿論、山形=さくらんぼ、出雲=そば、富山=チューリップのように都市の特徴まで。偏りはあるかもしれませんが、中学校レベルの地理までは殆ど苦労しなかったように思います。

 本を買う前はお風呂に日本地図を貼っていましたが、正直興味はあまり持っていないようでした。形や位置を覚えようとしても中々頭に入らないのでしょう。でも、この本では写真もたくさん使われており、子供が飽きないようクイズや世界遺産・ご当地グルメの情報も散りばめられています。お子さんとご当地グルメクイズしたり、ゆかりの人物クイズをして盛り上がるのもいいですね。

更にもう一歩!

 ただ子供に買い与えて読ませるだけでは、誰でもできます。子どもは真面目に覚えようとしますが、何かと関連付けて覚えた方が記憶に残りやすいもの。例えば、歴史と絡めるとか、地域の名産品と絡めるとか、親の出身地と絡めるとか、旅行先と絡めるとか。

 九州地方の県名が覚えられない!と悩んでいた歴史好きのウチの子には、こんな形でリンクさせて話しました。「福岡は、九州と本州の入口だから覚えやすい。鹿児島は九州でも一番南で、幾つかある島のうち細長いのが種子島。種子島といえば、1543年、ザビエルじゃなくて鉄砲が来て、2丁買ったよね。鹿児島と福岡の間が、くまモンで有名な熊本県。天草市っていう市があって、これは天草四郎時貞で聞いたことあるかも。熊本といえばい草が有名で、い草というのは畳の材料だね」これだけスラスラ話せば親の威厳も保てるというものです。

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