自主学習に最適?知らぬ間に歴史に詳しくなれる、マンガ日本の歴史について解説

小学生の教育

 コロナ禍で一層高まった自主学習のニーズ、夏休みのようにまとまった時間がとれるタイミングで子供に自主学習の癖をつけてほしい親御さんも多いと思います。
とはいえ、つきっきりで勉強を見るわけにもいかないのが現状。
中学受験はせずとも、小学校高学年には自分で学ぶ姿勢を身に着けてほしいですよね。

その中でおすすめなのが、歴史マンガです。
学習指導要領では、小学6年生で歴史を学びます。

でも、中学校でも必須だし、高校でも日本史・世界史選択の可能性はあるし…ということで、小学生のうちから読んで知らず知らずのうちに詳しくなっておくのがベスト。

歴史漫画を読むメリット

 勿論、歴史に詳しくなれるのが一番です。歴史学習で大事なのは、流れを覚えることですよね。いくら年号や出来事、人物を単語で覚えても何かと関連付けないとすぐに忘れてしまいます。

 内容的には、「大学受験までカバーする」みたいな謳い文句の通り、結構細かいところまで記載されていることもあり、子供からの質問で「そこまで載ってるの?」と驚かされることも多々ありました。まぁ、これを大学受験まで読み込む人はいないと思いますが、情報量としては高校教科書内容のものも載ってるよ、ってことですね。

親世代と子世代の違い

 私も数十年前に両親に買って貰って読んでいた記憶がありますが、子供ながらにも絵は漫画ではなく、明らかに学習漫画の体をしていたと感じた記憶があります。

 でも、今の本を見ると絵柄は今風。コマ割りも今風で、見開きがあったり、解説文が上手く挿入されていたりとストレスなく読むことが出来るのに驚きます。

どのシリーズがおすすめ?

 書店を覗くと、様々なメーカーが出版していることがわかります。私の時はそんなになかった気もしますが…

 子供が楽しく読めるのが1番重要なので、子供に選ばせるのが良いのですが表紙しか見れないことも多く、決め手に欠ける可能性があります。私は、四字熟語の本などを既にもっていた角川まんが学習シリーズにしました。

 このシリーズは、表紙と中身の漫画の絵が違うので要注意なのですが、表紙は漫画好きの親世代なら聞いたことがある漫画家が描いたものであり、それだけでもうっとりします。吉崎観音、小畑健、いのまたむつみ、いとうのいぢ…煌びやかで華のある表紙にも魅了されます。

 中身の漫画は、1人が通しで書き続けるのではなく、1巻毎に漫画家が変わっています。とはいえ、それを感じさせずにすっきり判りやすく、判りやすさが前面に出た感じです。藤原道長がダンディだったり、大塩平八郎が如何にもな顔だったり、人物も出来る限り描き分けて個性が出ており、子供の印象に残りやすそうですね。

ぶっちゃけ必要?

 色々述べましたが、皆さん子供のころ読んだことありますでしょうか。私は子供のころに日本の歴史と世界の歴史の全巻セットを親が買ってくれました。今思えばコマ割りも絵柄もは古臭く学習漫画の域を出なかったのですが、娯楽の少なかった二十数年前、暇さえあれば読んでいたように思います。それも、中学生くらいまででしたが、子供ながらにとっつきやすかったと思います。

 やはりとっつきやすさは重要です。暇な時間に教科書を愛読する小学生はレアケース。鎧がカッコいいとか、〇〇の戦いって近くであったんだとか、そんなものから入ることが出来れば良いと思います。

 とはいえ、安い買い物ではありません。サプライズ的に渡したところで、読んでくれないと意味はありません。買う前に、それなりのプロセスを経て、子供が読んでくれると確信したタイミングで買うのが良いと思います。

 私は理系の大学院卒ですが、日本史好きで大学で学びたかったこともあり、子供が漫画で感じた疑問レベルや即興クイズくらいなら答えられるので、親の威厳も保てて良いですね。

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