お子さんの時間割をじっくり見ると、朝の読書の時間があることに気づきませんか。
図書室で本を借りても良いのですが、自宅から本を持って行っても良いそうです。
どうせ読むなら、タメになる本を読んでほしい。
でも、小学1年生や2年生のうちは、どんな本を読ませればいいのか悩みますね。
そんなときに最適な本が幾つか書店でも見つかりますので、実際に読んでみて紹介します。
朝読書ってなに?
小学校への登校後1時間目が始まる前の10-15分程度、本を読む時間があるようです。親世代の時にはなかったのですが、ウチの子の場合は時間割にもしっかり載っていました。
皆色々な本を持ってきており、「今度持っていく本を買って欲しい!」とねだられて、初めて朝読書の存在に気づきました。
子供に聞くと、朝の読書4原則なるものがあるようです。現代人の活字離れが叫ばれている中、小学生のうちから読書に慣れる習慣はとても良いですね。確かに、読書感想文の本を読んでもらったときにも嫌がらず読んでいましたし、合わせて読解力がつけば儲けものですね。
- みんなでやる
- 毎日やる
- 好きな本でよい
- ただ読むだけ
子供には何を読んでほしい?
書店で探すと、目立つところに「10分で読める~」と書かれたシリーズを発見しました。しかも1年生から6年生までラインアップが揃っていて、まさに朝読書で読んでもらうことをターゲットとした様子。
手に取って読んでみて、これは学年相応でも読めるように作られていると感じ、子供が欲しいものを買ってからシリーズを色々調べてみました。
手にしたのは、学研の「よみとく10分シリーズ」。下のようないくつかのシリーズに分かれて発行されており、好みに合わせて読書できそうです。
- 10分で読めるお話
- 10分で読める名作
- 10分で読める物語
- 10分で読める伝記
- なぜ?どうして?科学のお話
- なぜ?どうして?身近なぎもん
- なぜ?どうして?科学のぎもん
一番のオススメは「10分で読める伝記」
学研から出ているシリーズですが、迷ったときのオススメは10分で読める伝記です。
1年生向けでは、野口英世、ファーブル、モーツァルトなど。
2年生向けでは、エジソン、レントゲン、手塚治虫など。
3年生向けでは、リンカーン、ガリレオ、伊能忠敬など。
親としても、詳しく知っている偉人の伝記なので子供が興味をもったときや質問してきたときに、いろいろ答えられやすいですし、コミュニケーションが取れやすいですよね。
中には、ヘボン(3年生向け)や孫文(5年生向け)など親もあまり詳しくない偉人もいますが、逆に子供にどんな人だったの?と聞いてみるチャンスです。
小学1年生向けは文字も大きく、漢字も少なくルビが振ってあるので読みやすいです。
学年が上がるにつれて、文字が小さくなり行間が狭くなりますが、ルビが振ってあるためとても読み易いです。
他のオススメは「なぜ?どうして?科学のお話」
次に良いなと思ったのは「なぜ?どうして?科学のお話」です。
大人もあまり知らない、こどものなぜ?をくすぐるような話がたくさん。
カテゴリも、からだ、地球、食べ物、生き物、宇宙…と様々です。
3年生で理科を習い始めてから、興味が出てきて読んで貰ってもいいかもしれませんね。
3年生では、「どうして飛行機は空を飛べるのか」「どうして電子レンジで食べ物が温まるのか」「暑いとどうして汗が出るのか」といった本当に身近な疑問に対し、わかりやすく解説しています。
学年にとらわれる必要はない
学研のよみとく10分シリーズは、〇年生向けと書かれていますが、その枠にとらわれることなく1学年先の本を読んでも全く問題ありません。
伝記は面白いのですが、10人~12人しか入っていないので、毎日読んでいたら2-3週間くらいで読み終えてしまいます。
読み直すのもいいですし、他シリーズを読んでもらうのもいいですが、1学年先のを読んでもらうと本人のモチベーションアップにも繋がりいいですね。